Scxxxers is...

散文その他。全て読み切りです。

1番目

この前、家に飯なかったから30秒ほど行ったとこにある吉野家に行った。普段、あんまり吉野家は行かへんねんけど。行かへんというか敢えて行かんようにしてると言ったほうが正しいかな。
おれん中で吉野家は「腹を満たすための最終手段」やねんな。いや、べつに不味いからとかそういうことじゃないねんけど。そら吉野家を献立というかローテションの中に週に二回でも三回でも組み込んだら経済的にも、今日ばんごはんなににしよっかなーとかいう悩ましさからも解放されるかもしれへん。でもそれじゃだめやと思うねん。敢えての吉野家なしでどこまでいけるんかみたいな?主力を欠いてもなお善戦できるのかみたいな?
で、
で、
ちゃうねんちゃうねんほんで話戻すけど、その日はもう飯もないし夜も遅ーなってたから結局吉野家行ってんよ。な?ぼく30秒歩いて吉野家行きました。吉野家の自動ドアのあの押すとこ押しました。ドア開きました。ぼく入りました。吉野家のイスに座りました。な?吉野家入ってイス座って出されたお茶飲んで。ほんで普通に並み卵つゆだくとポテトサラダない言われたからコールスロー頼んだ。見回したら時間帯もあってなんかこの世の終わりみたいな顔したおっさんばっかりやん?ほんならすーっと若い女ふたり入ってきてさなんかキャピキャピいいながらなんか小綺麗な格好で入ってきてなんか並みのまだちいさいやつ?軽盛?最近出たらしいねんけど。それとキムチを頼んでんけどこっちサイドからしたら軽盛て!やん?本来そんな単語ないし!!!やんか?ほんでまあええわほんでそこからそいつらあろうことかしれーっと「冷酒1本」言うたからな。
はああああああ?れいしゅ?そんなんメニューにあったんですか!!!なに吉野家で今日も1日頑張りました(キャピ)みたいな乾杯しとんねん!こっちはこの世の終わりみたいな顔して牛丼むさぼってんねんぞ!!!
で、なんかしょーもない(に違いない)話を聞こえるか聞こえんかくらいのトーンでずっと喋っとんねん。どうせ好きなひとにメール送っても返ってけーへん3回送ってやっとそっけないメールが一通戻ってくるだけやねん(きゃぴ)みたいな話やろ。返ってくるんやったらええがなっっっ3回とか銀ゼルみたいで夢ありますやんか!!としか返せんような。いや、実際全然聞こえてないから知らんねんけどな。うん。ほんでその間も冷酒ちびちびいっとんねん。ほんまやめたれって。許したれって。はよ帰れやそんなん今となってはキムチとか完璧冷酒への伏線やん?なんたる周到な布石!!やん??恐らく常習犯ですわな。
まあ結局おれがさっと食べて先店出たからあのあと知らんけど。
いやちゃうねん別に女のひとが吉野家に来るのはええねんで?
そら好きなひともおるやろーし。ただ女ふたりで冷酒とかはどうかと思うみんな真面目に牛丼食いにきてるわけやし。 本気の牛丼なわけやし。世紀末みたいな顔して。 fin